災害で家がなくなってしまったら

名古屋及び愛知県で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。

九州では度重なる地震が起きていて、胸が引き裂かれるおもいです。早く通常通りの生活に戻れることをお祈りします。

今回のテーマは「災害の時に家がなくなってしまったら」としてその時に役に立つ制度についてお伝えします

 

自然災害でなくなった家を復興させるには「災害復興住宅融資」という制度があります

家をなくした方が新しく住む家をつくる為に有利な借入ができるようにする制度になっています

どんな方が借りられるの?

(1)自然災害により被害が生じた住宅の所有者で自治体から「り災証明書」を交付されていること

(2)ご自身が住む家を建てる目的で借入すること

(3)年収による借入上限額を超えないこと

※返済額が年収400万円以下の人は30%以内(年収400万円の人は年間返済額が120万円以内)、400万円以上の人は35%以内(年収500万円の人は年間返済額が175万円以内)

(4)日本国籍を有すること

金利は?

平成28年3月17日~平成28年4月20日までに融資実行の方

年 0.56%

借入期間は?

木造住宅で最長25年 耐久性がある家で最長35年

その他詳しい情報などは住宅支援機構ホームページ でご確認下さい

被災された方に少しでも有利に住むところを確保できるように、金利も低く長い期間借り入れができるようになっています

家を購入する時はいつでも同じ考えですが、たとえ借りられるとしても目一杯借り入れをする必要はありません

金利が付きますので借入金額は少ない方が支払う利子は少なくなりますね

金融機関の方々はより多くの金額を借りてもらう為に、ハウスメーカーの方もより高い住宅を建ててもらう為に営業しています

それに合わせて借入額を増やしていってしまう方が多いように感じております

借りられる上限額と返済できる金額は違うことを意識しましょう

家を建てることが目的ではないですよね

家を建ててより家族が快適で安心に暮らせることが目的だと思います

その為にもお金の管理はしっかりとしましょう

また住宅を購入する時には親からの贈与や住宅ローン控除などいくつかお得な制度もあります

せっかくある制度は有効に活用しましょう

今回は被災した方が受けられる制度をまずお伝えしましたが、

現在消費税の増税で自宅購入を考えている方も多くなってきていますので、

住宅購入の時は慎重にマネープランについて考えましょう!


前田 洋佑
著者:前田 洋佑

MYFP代表。MYFPではライフプラン、住宅ローン、保険など家計の見直しをお手伝い致します。

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