フラット35の基本②

名古屋を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。

本日は前回に続きフラット35についてお伝えします。

前回はフラット35での借入上限や返済期間についてお伝えしました。
今回は金利についてお伝えします!

平成28年8月
フラット35最新金利
融資率90%以下
借入期間 20年以下 0.83%  21年以上35年以下 0.90%

共に1%以下と歴史的低金利になっています。
フラット35は民間の金融機関を通じて融資を受けることになりますが、金融機関は窓口だけであり引き受け元は住宅支援機構になります。お金の直接の出どころは民間の金融機関ではありません。

窓口である民間の金融機関によって多少の金利差はあります。
これは金融機関によってフラット35の力の入れようが違うからです。

なので例えば35年の住宅ローンについても一番多く金融機関で使っているのが0.90%であって金融機関によっては最大1.57%で融資を実行しているところもありますので気を付けたいですね。

融資額が物件価格の90%以下であるかそれ以上になるかによっても金利は変動します。

例えば4000万円の自宅を購入しようとした時に
400万円はご自身で用意することが出来て3600万円の住宅ローンを組む方の金利は35年ローンで0.90%になりますが、
4000万円まるまる住宅ローンを組む方の金利は1.34%になります。

差額が0.44%です。
もし仮に繰上げ返済もなく4000万円の35年ローンをした場合の利息分の違いは約350万円になります。
たった0.44%の違いでも長くなれば大きな違いです。
物件価格の1割はご自身で用意できるようにしておくのがベターかと思います。

フラット35の金利推移
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フラット35の金利の決まり方は貸し出しをした住宅支援機構の経費や債権者への利回りなど様々の要素から決まることにはなりますが、主に長期国債の金利に連動していると考えると良いでしょう。
皆さんが知っている10年国債の金利は毎日ニュースなどでも発表されており現在は−⁻0.1%前後になっています。
この金利が上がればフラット35の金利も上がり下がれば下がるように連動しています。

フラット35の安定して支払額が変わらないことなどでライフプランの設計がしやすい点などを考えて利用するのも効果的だと思います。

また次回も引き続きフラット35についてお伝えします!


前田 洋佑
著者:前田 洋佑

MYFP代表。MYFPではライフプラン、住宅ローン、保険など家計の見直しをお手伝い致します。

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