名古屋を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。
昨日は民主党の新しい代表が決定しました。
野党ですが自民党の対抗として民主党には頑張ってもらいたい。
ニュースを見ていると政治に興味がない、あきらめている人も多いだなと感じます。
私は政治ではなく経済で身近な人の考え方に刺激を与えれたらと思っています。
来週の21日には日銀がこれまでの金融緩和に対して「総括的な検証」をしてこれからの金融政策について新たな政策が決まりそうです。
その前に国債の金利は短期と長期の国債で変化が出てきています。
元々短期と長期とは何かと言えば返済期間の違いです。
一般的に2年や5年など短い10年未満の国債を短期と表し、10年以上の国債を長期国債と判別しています。
10年以上のものは20年や長いもので40年国債などもあります。
金融機関はそれぞれ目的にあった国債を購入しています。
例えば銀行は短期、生命保険会社は長期になります。
銀行の預金者のお金はどのように回っているかというと大きく2つになります。
お金を借りたい人に貸すまたは国債での運用になります。
今は上場企業の多くが自己資本も厚くお金を借りたいところも少なくなってきています。
銀行は個人向けの住宅ローンに力を入れています。
そして余った金額を日銀に預けるまたは国債での運用になります。
銀行というのは預金者がいつお金を下すのかが分かりません。
預金者が割と早くお金を引き出すことも考えておかなければならないので運用も短期になることがほとんどです。
対する生命保険会社はどうでしょうか?
保険商品の多くが長いスパンで考えています。
10年以上であり契約者が保険契約をした場合は長期間で運用することが前提になっています。
なので生命保険会社のお金の運用は短くても10年で20年、40年国債での運用がメインになります。
このように金融機関は目的に沿った国債で運用になっています。
9月14日の債券市場では長期の国債の利回りが上昇し短期国債の利回りは減少しました。
長期国債の利回り上昇は保険会社にとっては有利なことになります。
これにより生命保険会社の株価は上昇して、銀行の株価は下落することになりました。
株価の上昇や下落にはなにかしらの原因があります。
このつながりを意識することによれば将来の予想ができるようになってきますね。
ただ難しいのは人間には心理があり下がってきている時には特に取り返そうだとかまた戻るだろうなどの考えでタイミングを逃すことが多いですね。
株は買う時よりも売りが大事だねと常々感じますね!