名古屋及び東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。
2016年も早3か月と少しになってきました。
今日はもう一度2016年の経済リスクについてお伝えします。
中にはもう既に起こっていることもありますが・・・
世界経済のABCとは
Aはアメリカ(America)の大統領選。
Bはイギリス(Britain)のEUの離脱。
C中国(China)の経済の行方。
になります。
アメリカ大統領選は11月にありますね。
民主党のクリントン氏か共和党のトランプ氏のどちらになるでしょうか?
国のトップが変わる時は大きな変化がある。
今年もフィリピンやブラジルなど国のトップが変わってきました。
大統領選の前は例年為替の変化は小さくなっています。
大統領選の前に大きな動きや金利の変動は避けて経済の混乱を避けたい傾向があります。
9月21日のFRBの金融政策会議では利上げに注目されていますが、私の予想ではまだ早いのではないでしょうか。
12月の利上げの可能性のほうが高いような気がしますね。
アメリカの政策として自由貿易ではなく国の雇用を守るような保護貿易の政策になってきた時にはアメリカだけではなくアメリカに輸出している中国や日本、EU諸国の経済の衰退も考えられるのでアメリカ大統領選はアメリカだけでなく、世界中が注目しています。
イギリスのEU離脱は6月に正式承認されました。
為替相場にも株価にも大きな影響を与えました。
しかし株価も為替も元の水準までには回復してきています。
新しいメイ首相の意向ではすぐに離脱というわけではなくルール作りをしっかりしてから時間をかけて離脱のようになってきています。
離脱により少なからず日本企業にも影響はあります。
EU経済の戦略本部をイギリスに置いていた企業はイギリスから出てEU圏内に変更することや、やり方は変化してくるのではないでしょうか。
経済には必ず波があります。
イギリスの株価指数FTSE100は実は離脱前よりも今の水準のほうが高いところにあります。
これはイギリスとEU諸国のお金のやり取りが少なくなるだろうということから、ポンド安になりました。
ポンド安の結果イギリスの輸出企業にとってみれば利益が増えるという見解からです。
日本で言えば円安でトヨタなど自動車産業の株価が上がったようなことですね。
この上がった株価が一度下がる時が来ると予想されます。
それがEU離脱から3か月後の今月あたりなのか、半年後の12月後頃になるかは注意深くみておいたほうが良さそうですね。
Cの中国の経済の行方についてはまた次回にお伝えします!