格差は広がるのか?

2016年アメリカ大統領選挙はトランプ氏の勝利となりました。

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トランプ氏は白人の労働者階級の人達の支持を受けていました。

 

白人の労働者階級は移民により仕事を失い、
強いアメリカを支持しました。

アメリカも国内で格差が激しくなってきています。

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所得の上位1%が国民全体の所得の23.5%を占めています。(2007年)
※1976年は上位1%が全体の8.9%でした。

 

一部の富裕層と中間層以下の差は広がっていっています。

 

これはグローバリゼーションにより雇用も国内だけでなく、
安い労働力を求めて海外に出ていった結果です。

 

グローバリゼーションはアメリカだけでなく
世界的な問題になっています。

 

かつては先進国と後進国で貧富の差があったのが、
今では同国内での貧富の差が激しくなってきている傾向です。

 

産業革命後のイギリスでは資本家と労働者で

大きく貧富の差がありましたが、
同じような状況になってきています。

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このグローバリズムに反対したのが、
今回のアメリカ大統領選の結果になったのです。

 

経済を動かす
ひと・もの・金の流れが
国外に出ていくのを抑える。

 

国内でやれるようにする。
アメリカ国内に雇用を戻すようにする。

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まだアメリカは大国であり
国内に需要が多いことからやっていけますが、

 

日本が同じように国内回帰しても
需要の小ささから難しそうです。

 

このようにアンチグローバリゼーションの流れは
アメリカだけでなく、世界的にもまだまだ広がる可能性があります。

 

それが2017年のリスクの1つである。
ヨーロッパでの選挙になります。

 

2017年はオランダ、フランス、ドイツなど
大国での選挙が相次ぎます。

日本では今後どうなるのか。

 

日本はまだ欧米のようにグローバリゼーションの恩恵を受けています。

また格差も欧米と比べると少ないです。

 

これから先どうなるのか?

日本も欧米のように
格差は広がると考えます。

資本主義経済は基本的には資本は集中します。

 

その分散として政府は税を取り
所得の再分配をしています。

 

特に所得が高い人向けに増税をしていますが、
消費増税は貧困層にも大きく影響します。

 

会社員の平均年収は430万円程度ですが、
これから先さらに下がるでしょう。

 

なぜなら企業は正社員を取る必要がなくなるからです。

 

人工知能を使い仕事は無くなってきます。

正社員である必要はありません。

 

これから先さらに格差が広がることを考えると
今何も考えていない人は必ず取り残されます。

 

今の時代はもしかしたら、
後から考えれば転換点になっているかもしれませんね。

 

これから先は不透明な時代なので、
資産運用も自分の目でしっかり確かめて判断できるように
なっていきましょう。

 

金融機関の人が薦めてくれたからということで
安易に購入する、契約することはやめていきましょう。

 

自分の目で確かめて

選べる力を2017年はつけていきましょう!


前田 洋佑
著者:前田 洋佑

MYFP代表。MYFPではライフプラン、住宅ローン、保険など家計の見直しをお手伝い致します。

URL:https://myfp-office.com