手取りを多くするための早めの帰宅

名古屋を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。

 

今回は月に1回「まえだのご縁です」をお送りしている方に

問題を出していた答えをブログで解説致します。

 

それでは今月の問題についてもう1度振り返ってみます。

 

問題:

4月~6月の残業は社会保険料の負担がどの様に変わりますか?

増えるのか?減りますか?

 

ではこの問題の解説をしていきます。

 

社会保険というのは

健康保険・厚生年金・雇用保険のことなどをまとめて

社会保険と呼んでいます。

 

社会保険は標準報酬月額というのが基準となります。

標準報酬月額は4月~6月のお給料の平均になります。

 

例えば年収480万円の人がいたとします。

①480万円を12分割すると月40万円ですが、

 

残業の兼ね合いもありますので、

4月~6月が繁忙期で残業が多く通常の130%のお給料を

4月~6月はあり、他のシーズンは残業が少なくて、

少ないことを想定してみます。

 

すると

②4月~6月のお給料は月52万円で

7月~3月は月36万円の時は同じ年収480万円でも

納める社会保険料が違ってきます。

 

今回は大枠でお伝えするので、

社会保険料の従業員負担分が15%で計算してみます。

①は

40万円×15%=6万円

 

②は

52万円×15%=7.8万円

 

①-②=-1.8万円

となります。

 

月に納める社会保険料が1.8万円違うのは

大きな違いですね。

 

けっしてこんなことで、

働き方の調整をすることは出来ないかもしれません。

 

しかし社会保険料は労使折半

同じ分だけ会社も負担しているのですから、

会社も社会保険料は少なくしたいはずです。

 

4月~6月の間すこしいつもよりも早く帰宅する

ことを考えてもいいかもしれませんね。

 

 

 

 


前田 洋佑
著者:前田 洋佑

MYFP代表。MYFPではライフプラン、住宅ローン、保険など家計の見直しをお手伝い致します。

URL:https://myfp-office.com