名古屋を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーのまえだです。
先週末は池上彰さんのテレビ番組を少し見ていました。
池上彰さんは説明の仕方も分かり易く、
いつもとても参考にさせていただいています。
普通の人が見てなるほどなって思える内容が丁度いいのです。
どうしても私達専門家は難しいことを伝えたがるのですが、
一般にはそこまで求めていないことが多いです。
そのレベルに合った伝え方をすることは大切ですね。
その番組では「税金」の話が出てきました。
現在国会では来年度の予算をどうするかということで話し合いをしています。
みなさんは税金の種類ってどれくらいあると思いますか?
およそ50種類あります。
よく皆さんでも認識があるのは、
消費税、所得税、住民税、酒税、たばこ税など
私でも知らないのがいくつもありました。
とん税・・・外国船が日本に入港する時にかかる税金
狩猟税・・・山で狩猟をする方が払う税金
こんな税金もあったんですね。
では今回のテーマでもあります。
最低限これだけは活用しておいてほしい節税方法についてお伝えします。
税金は勝手に引かれるものという認識があるかと思いますが、
意識すれば少なくすることができます。
お客様との相談では基本的に会社員であれば
源泉徴収票、自営業であれば確定申告書を持ってきていただきます。
その中で何を見ているのか?
貯蓄をしていきたい人では最低限使って頂きたい所得控除があります。
1つ目は生命保険料控除です。
生命保険料控除は3つのカテゴリーに分かれています。
一般・年金・医療介護の3つです。
所得税でいうと3つ合わせた合計で12万円の控除になり、
住民税は7万円の控除になります。
一般と年金部門は貯蓄目的で利用が可能です。
家計の全体のバランスも考えて保険で積立をするのか、
預金で積立をするのかは総合的に判断していきますが、
税金が戻ってくる分を考えると、
ちゃんと使わないと損になります。
2つ目は小規模企業共済掛金控除です。
こちらは2017年1月からiDeCoと通称名で呼ばれるようになった
個人型確定拠出年金の控除になります。
個人型確定拠出年金は
公務員の方で月に1.3万円~自営業の方で月に6.8万円積み立てができます。
積み立て金額が丸々所得控除になる大きなメリットがあります。
個人型確定拠出年金は企業で退職金代わりに企業型で加入しているなど、
加入が規約上できない方もいらっしゃいますが、
やれる方はぜひ利用してもらいたい制度です。
所得控除は住宅ローン減税で所得税をほとんど払っていないという方でも
メリットがある場合もありますので、
ご自身にとってメリットがあるかどうかを知りたい方はご連絡ください。
低金利の時代ですので、資産形成には工夫が必要です。
1年でも多く使うように心がけてみましょう。