名古屋を中心に東海地域で活動しているお金の専門家、ファイナンシャルプランナーのまえだです。
今日はアメリカの高校生が習っている金融の基礎知識についてお伝えします。
今日のタイトルは72と114と144と数字ばかりでクエスチョンがついているかもしれません。
72はもしかしたら聞いたことあるかもしれません。
お金を2倍にするのに何年かかるのかという事をすぐに計算できる数字です。
仮に100万円のお金を200万円にするのに
金利が1%であったら何年なのか?
72÷1=72
72年で掛ければ100万円が200万円に増えます。
ここでポイントなのは「複利」で運用することです。
複利とは何か?
元金によって生じた利子を2年目以降は元金に組み入れていく方式です。
こういうことです。
1年目 100万円×1%=1万円 101万円
2年目 101万円×1%=1.01万円 102.01万円
3年目 102.01万円×1%=1.0201万円 103.0301万
・・・・・・
とこのように増えた利息を元本に組み入れていく方式です。
お金を運用する時の鉄則としてはこの「複利」で増やすことです。
72のルールはお金を2倍に増やすことですが、
114・144のルールは何かと言うと、
3倍にする期間と4倍にする期間になります。
3倍にするには114のルール
4倍にするには144のルールで確認できます。
114÷6%=19年
6%の複利運用であれば3倍にするのに19年になります。
144÷6%=24年
6%の複利運用であれば4倍にするのに24年です。
ここでもう一度72のルールで6%で計算すると
72÷6%=12年
2倍にするのには12年です。
6%で2倍にするのに12年、3倍にするのに19年、4倍にするのに24年です。
お気づきでしょうか?
2倍から3倍、
3倍から4倍にする期間が短くなっています。
よく資産形成は雪だるまとお伝えしています。
雪だるまも最初は小さな雪玉です。
1回転がしてもそんなに大きくはなりません。
しかし大きくなるにしたがって
1回転がすだけでも大きくなる速度が変わってきます。
転がす期間を長いほどメリットがでてくるのです。
いつからはじめればいいの?
と資産形成は疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
それは雪玉を早くから転がせる今からだとお伝えしています。
難しく考えるのではなく、
少額からでも積み立てを始められることが、
将来の自分への投資だと考えましょう!