名古屋を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーの前田です。
4月もあと1週間になりました。
毎年4月は新入社員の研修を数回します。
研修の中身としては
社会保険、税金のこともお話しますが、
入社したてですが、退職金のお話もします。
今は多くの企業の退職金は
一時金と確定給付年金、
そして確定拠出年金の3本建てになっていますが、
3つもあるのは一部の大手企業のみ
これから退職金をつくっていきたい企業や
中小企業では確定拠出年金が主流です。
確定拠出年金は
毎月の積立金額は会社が負担をするけど、
運用は社員が自分で決めてするもの
同じ金額をこれから積み立てしていっても
運用の仕方、商品の選び方によっては
将来の退職金が変わります。
私がいつも研修の中でお伝えしているのは、
将来働き終わったあとに、
どれだけのお金を残すかによって
やれることは大きく変わります。
最初は小さな違いでも
30年、40年と続けば、
数百万円の差になるのが、
確定拠出年金です。
AさんとBさん
ともに退職まで30年間あり
積立金額は月1万円だったとします。
30年間での積立元本は360万円
Aさんは預金で運用させて金利が0.1%だとすると
30年後の元本と運用益の合計は365万2680円です。
一方Bさんは株式や債券で分配投資をして
平均3%のリターンが出たとすると
30年後の元本と運用益の合計は570万9000円です。
AさんとBさんの差額は約200万円となっています。
これだけの金額違えば、
やれることも随分と変わってきますね。
AさんとBさんの違いは何だったかと言うと
運用がよくわからなくて、とりあえず定期預金のままにしたAさん
長期間の運用なので資産を分散させて運用したBさんです。
自分の将来は自分で決めています
どんな未来を作りたいですか
豊かさに経済的余裕は必要です。
運用は恐くない、
ギャンブルでない
資産を育てるように心がけましょう!